跳ね上げるメガネ

跳ね上げメガネの魅力と使い方
あなたの悩みに寄り添う万能フレーム
メガネを掛けたり外したりする煩わしさを解消し、生活シーンに合わせて自在に使える「跳ね上げメガネ」。
遠近両用メガネ+裸眼、老眼鏡+裸眼+紛失防止、遠近両用+サングラスなど、目的に応じて様々な組み合わせが可能な、まさに“マルチ機能メガネ”です。
今回は、その特徴と便利な使い方を詳しくご紹介します。
跳ね上げメガネとは?
跳ね上げメガネとは、レンズの入ったフロント部分がヒンジ(蝶番)によって上に跳ね上がる構造を持つメガネです。
主に以下の2種類があります。
- 単式タイプ:フロント全体を跳ね上げるとレンズがなくなり、裸眼の状態になる。
- 複式タイプ:フロントを上げても、内側にもう一枚のレンズが残る二重構造。
それぞれ、使用目的に応じて選ぶことが大切です。

① 遠近両用メガネ+裸眼 ― 細かい作業も快適に
遠近両用レンズは1本で遠くも近くも見える便利なレンズですが、細かい作業をするときは歪みや揺れが気になることがあります。
そのようなときに役立つのが跳ね上げ式。
フロントを跳ね上げれば、すぐに裸眼で細かい文字や作業を確認できます。
スマートフォンや細かい書類を見る機会が増えた現代では、「おでこメガネ」になりがちな場面でも、スタイリッシュに対応できます。
ただし、近視や老眼の度数によっては適さない場合もあるため、メガネ専門店での相談が安心です。

② 近視用+裸眼 ― 掛け外し不要で破損・紛失防止
普段は近視用メガネを使用し、近くを見るときに外すという方には単式タイプが最適。
フロントを上げるだけで裸眼に切り替わるため、掛け外しの手間がありません。
また、頻繁な掛け外しによるフレームの歪みや破損防止にも効果的。
さらに、外したメガネを置き忘れて紛失する心配も減ります。
「メガネをどこに置いたか分からない!」という経験がある方にこそおすすめです。

③ 老眼鏡+裸眼 ― シニア世代にうれしい利便性
遠くはよく見えるが、近くの文字が見づらくなってきたという方には、老眼鏡をセットした単式の跳ね上げメガネがおすすめ。
必要な時だけフロントを下げて使えるので、掛け外しによる破損や紛失のリスクを軽減できます。
メガネに慣れていない方でも扱いやすく、自然な動作で「見る」「外す」が切り替えられるのが魅力です。

④ 遠近両用メガネ+サングラス ― 屋内外でスマートに使い分け
度付きサングラスを使っていて、「屋内に入ると暗すぎて困る」「外すと見えづらい」という経験はありませんか?
そんな時には複式の跳ね上げメガネが便利です。
フロント側にカラーレンズ、内側に度付きレンズをセットしておけば、暗い場所に入る際にフロントを跳ね上げるだけで通常のメガネに早変わり。
屋外ではフロントを戻すだけで再びサングラスに戻ります。
ドライブ中や旅行時など、場面の切り替えが多い方にぴったりのスタイルです。

⑤ 遠近両用メガネ+拡大鏡 ― 精密作業にも対応する特別仕様
細かい作業が多い仕事や趣味を持つ方におすすめなのが、遠近両用+拡大鏡の組み合わせ。
複式タイプのフレームを使い、フロントに拡大用の度数を追加することで、通常の遠近両用よりも細部が見やすくなります。
市販の拡大鏡を重ね掛けするよりも軽量で、耳や鼻への負担が少ないのも利点です。
まさに“職人仕様”の跳ね上げメガネといえます。

跳ね上げメガネの歴史と進化
跳ね上げメガネは、実は40~50年前から存在していました。
当時は遠近両用レンズがまだ一般的でなく、老眼対策として重宝されていましたが、やがて姿を消していきます。
しかし、ファッションの一部として芸能人がサングラス型を着用したことで再び注目を集め、現代ではスポーティーでカジュアルなデザインも豊富に。
20代・30代の若い世代にも広まりつつあります。

快適に使うためのフィッティングの重要性
跳ね上げメガネは構造上、通常のメガネよりやや重く、前方に重心が偏りやすい傾向があります。
そのため、フィッティング(掛け心地の調整)は非常に重要です。
メガネ専門店で顔のサイズに合ったフレームを選び、上げ下げ動作を繰り返しても歪まないように調整してもらうと安心です。
あなたの生活に合わせた一本を
跳ね上げメガネは、単なる視力補助具ではなく、「生活を快適にする道具」です。
遠近両用・老眼鏡・サングラスなど、使うシーンや目的に応じて自由にカスタマイズできます。メガネ専門店の『イトイメガネ』で、自分のライフスタイルに最適な一本を相談してみてください。
まとめ
跳ね上げメガネは、掛け外しの煩わしさを解消し、破損・紛失も防げる便利なメガネです。
デザイン性も向上しており、若い世代にも人気が高まっています。
あなたの「見たい」に合わせた理想の一本を、ぜひ見つけてみましょう。